悪天候

予報は予報 天気は変化
現場にあわせて即座に対応

現場作業にあわせて、天気予報の確認は必須です。
それでも100%の予測は不可能。
特に山間部の気象変化は顕著に現れます。
現場で作業中止の判定を行う際の参考資料として活用してください。

悪天候時に規制のある作業

作業の規制等強風大雨大雪
型枠支保工の組立等の作業禁止
造林等の作業禁止
木馬又は雪ソリによる運材の作業の禁止
林業架線作業の禁止
鉄骨の組立等の作業の中止
鋼橋架設等の作業の中止
コンクリート造の工作物の解体等の作業の中止
木造建築物の組立等の作業の中止
コンクリート橋の架設等の作業の中止
高さ2m以上の箇所での作業の禁止
足場の組立等の作業の中止
作業構台の組立等の作業の中止
ゴンドラを使用する作業の禁止
クレーン作業の中止
クレーンの組立等の作業の中止
移動式クレーン作業の中止
デリック作業の中止
デリックの組立等の作業の禁止
屋外エレベータの組立等の作業の禁止
建築用リフトの組立等の作業の禁止
作業の規制等強風大雨大雪

気象の定義

安全衛生関係法令の条文に出てくる用語の定義のため、 気象庁及び各気象台で定める注意報基準や警報基準とは異なります。

大雨

1回の降雨量が50mm以上の降雨
(昭和46年4月15日付 基発第309号)

大雪

1回の降雪量が25cm以上の降雪
(昭和46年4月15日付 基発第309号)

強風

10分間の平均風速が毎秒10m以上の風
(昭和46年4月15日付 基発第309号)

暴風

瞬間風速が毎秒30mを超える風

中震度以上の地震

震度4以上の地震
(昭和34年2月18日付 基発第101号)

悪天候・天災後に点検などが必要な作業

作業の措置及び規制強風大雨大雪暴風地震
土止め支保工の点検
明り部掘削における地山の点検
作業構台の点検
足場の点検
ずい道等の建設の作業における地山の点検
ずい道などの作業における可燃性ガスの濃度測定
ずい道支保工の点検
採石作業前の地山等の点検
林業架線設備の点検
ゴンドラの点検
ジブクレーンのジブの固定等の措置
屋外のクレーンの点検
移動式クレーンのジブの固定等の措置
デリックの破損防止等の措置
デリックの点検
屋外エレベーターの倒壊防止措置(瞬間最大風速35m/sec以上)
屋外のエレベーターの点検
建築用リフト倒壊防止措置(瞬間最大風速35m/sec以上)
建設用リフトの点検
作業の措置及び規制強風大雨大雪暴風地震

雑談

風速10m/sと言われても、実際には分かりにくいと思います。
なので、普段から馴染みのある時速に換算してみます。

0.01m * 60秒 * 60分 = 36km/h

時速36km!!
原付バイクの法定速度よりも速い!!
中国雑技団のように原付バイクの上に直立。
その状態で36km/hで走るんです。

中国雑技団が走行しているスピードは10km/h程度でしょうか。
一般人が安全でいられるイメージがつきません。

それでは、暴風判定となる瞬間風速35m/sはどうでしょうか。

0.035m * 60秒 * 60分 = 126km/h

こちらは時速126kmとなりました!!

瞬間風速というのは瞬間的に吹いた風の値ですので、
仮に無風(0m/s)から突風(35m/s)が1秒間の間に起きたと仮定すると、
その重力加速度は、、、

(35/1s)m/s^2 = 126km/h/s = 3.57G

富士急ハイランドのドドンパが3.75Gとのことです。

どうも1秒間というのは短すぎたようですね!!

改めて3秒間の間に無風(0m/s)から突風(35m/s)が起きたとすると、

(35/3s)m/s^2 = 42km/h/s = 1.19G

自立するのに45度以上の傾斜をつけるくらいに重力加速度が掛かるわけです。
それが瞬間的に。

どうでしょうか、荒っぽい計算ですが、イメージが付きましたか?

暴風はもとより、強風も非常に危険です。
風速10m/s以下であっても、体感で危険と思うときは恐れず作業中止の決断をしてください。

ご安全に!!