接地抵抗予測

使い方

大地抵抗率の求め方

試験用接地極を打ち込み、接地抵抗を測定する。
棒状電極(打込/埋設)を選択し、電極直径 r、電極長さ L、土被りを入力する。
測定した抵抗値に近くなるように大地抵抗率を調整する。

接地工事を新たに行う場合、どのくらいの接地工事をすれば必要な接地抵抗を得られるか、非常に難解です。
費用はどのくらい掛かるのか、と質問されても、やってみないと分からないというのが正直なところです。

通常、大地抵抗率を測定するためにはウエンナーの4電極法が用いられます。
ですが、解析は作図法を用いて行うため、正確な算出には経験が必要となります。

このツールでは、接地棒を使用する簡易測定法を用いて大体の大地抵抗率を求め、接地抵抗に必要な工事ボリュームを把握することを目的として作成しました。

このツールの活用で、部材の発注数量や工事費用など、なんとなくでも掴めたら幸いです。

接地の目的

接地工事と関連法規

区分目的適用例
保安用接地電気設備において、感電や火災などを
防止するための電路や非充電金属部分
の接地
電技解釈(第17条)
・A種設置工事(10Ω以下)
・B種設置工事(150/I Ω以下)※1
・C種設置工事(10Ω以下)※2
・D種設置工事(100Ω以下)※2
雷保護用接地雷放電電流を安全に大地に逃がすための
避雷針や避雷器の接地
電技解釈(第条)
JIS A 4201
雑音対策用接地通信設備などにおいて、雑音エネルギー
を大地に放流するための接地
電技解釈(第155条)
電子計算機用接地電子計算機などにおいて、基準電位を安
定化させるための接地
電技解釈(第19条 第6項)
静電気障害
防止用接地
静電気を安全に放電するための接地1. 危険物の機側に関する制令
2. 火薬類取締法施行規則
3. 静電気安全指針
※1 150の値は、 高圧又は特別高圧と低圧電路の混触時に電源を1秒を超え2秒以内に自動遮断
  するときは300、1秒以内に自動遮断するときは 600。
※2 低圧電路において、地絡時に0.5秒以内に自動遮断するときは500Ω以下。